成瀬 紫苑
仙台旅日記
成瀬です。
今回は旅日記という名の雑談更新です。

今週、ずっと行ってみたかった宮城県・仙台へ一泊二日の旅行に行きました。
仙台はもちろん、東北地方に行くのは初めてでした。
ここで活動始めた時はすでにコロナ禍だったのでほとんどできていなかったのですが、元々旅行が結構好きだったりします。せっかくなので気が向いた時だけここに記録していこうと思います。
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今回旅を決めたきっかけは色々あるんですが、
・日本三景を制覇したい(天橋立と宮島は訪問済)
・伊坂幸太郎さんの地元&映画のロケ地巡りしたい
・今年甲子園で東北勢初優勝した仙台育英高校の盛り上がりが見たい
・仙台市天文台のオリジナルグッズが欲しい
など主な目的は完全に個人の趣味寄りだったので、コロナが落ち着き旅行支援も始まったこのタイミングで一人旅を決行。遠征ついでにふらっと観光することはありますが、観光目的での一人旅は初めてでした。
初めて訪れる地方であるだけ何もかも無知。交通関連を調べると、
【新幹線】東海道+東北(東京乗換え)片道 約4時間¥25000〜に対し、
【飛行機】伊丹から片道約1時間 ¥10000〜※プラン料金から概算。
飛行機だと意外と安いし時間も短いと知りました。
これなら朝から向かって夜に帰れば一泊でも行けそうだな、となり、
旅行支援もあったので平日で予定を合わせました。
……が、プラン的に支援は利用できず。元々結構安かったのでまぁ良しとしました。
■1日目
9時半頃の伊丹空港発の飛行機に搭乗するため準備。今回頼る人がいないことと飛行機に乗るのが数年振りだったので、余裕を持って8時半に空港に着きました。
新幹線に比べると手続きに時間がかかる記憶だったのですが、預け荷物は無く、また電子チケットだったので空港着いたらすぐに保安検査場に向かってチェックだけで終わりました。多分2分もかかってない。時間までぼーっと待機してました。空港内で哀や裕介や修学旅行での待ち時間にこんなことしてたのかな〜とか妄想。
そして時間になったので搭乗!

1時間すごく短く感じました。機内サービスのスープを飲みながら外見てたら着きました。1時間も乗ってた?という印象。
予定つめつめなので、仙台空港着いたら余韻を楽しむ暇なくアクセス線で仙台駅に向かいました。仙台空港から仙台空港駅まで結構距離あったのでギリギリだった。
仙台ついたら仙石線に乗り換え、まずは松島へ!

仙台から乗換なしで約40分程度。12時過ぎに松島海岸駅に着きました。(なんかおる)
松島観光……の前に、お腹ペコペコだったのでお昼を。ここでやっとひと息つけました。

松島では牡蠣を食べると決めていたのでカキフライ丼。そして初ずんだ餅も。
最高、最高だった。牡蠣は小ぶりな分、味が凝縮されてて噛み締めるたびに牡蠣の味が染み渡りました。あとで焼き牡蠣も食べようと決めました。
ずんだ餅は、枝豆の香ばしさと甘さが絶妙で、つぶつぶ感がおもしろかったです。大阪にあるずんだ茶寮でずんだシェイクは飲んだことがあったのですが、ずんだ餅は甘さ控えめでおかずとしてもいけそうだなと。(塩の効いたおはぎや豆大福のような)

写真は遊覧船乗り場付近なので人が多く見えますが、多すぎず少なすぎずほどよい感じでした。

松島は、260ほどある島全体のことを指すようですが、地上から見てもぶっちゃけあまり魅力がわからず……。
山の方にある西行戻しの松公園。徒歩で片道20分ほど。バスなどは無く、基本的に車で訪れる場所だったのでいけたらいくか程度に頭の片隅に置いてましたが、やっぱり上から見たくなったので徒歩で山登り始めました。

傾斜10度の標識があったり。結構しんどかったですが、天候がよかったのが幸いでした。


上から見た松島。ちょうど紅葉シーズンだったので山の紅葉といい感じに雰囲気出てくれました。そして人も全然いませんでした。頑張って上に上がって良かった。
ある程度満喫したら下に降りました。

瑞巌寺前。いろんなところに傘がたくさんあった。
適度に観光終えた後、小腹も空いたので牡蠣小屋へ。本場の牡蠣、やっぱり美味しいですね。広島の宮島で食べたときの感動とまさに同じく。
牡蠣は食感的にあまり得意でないのですが、松島の牡蠣は全然苦味も臭みもなく食べやすかったです。小ぶりな分、松島は食べ放題でもいけそうだなと。
2時間程度満喫した後、電車に乗りました。そして次の目的へ。
仙台育英高校の盛り上がりは、観光中に駅や役所で全国制覇の横断幕とか見られたらいいな~程度だったのですが、高校がまさに今乗ってる仙石線の駅近くにあったので、せっかくなら外観だけでも見てみようと弾丸で決行。グラウンドのある方の駅で下車しました。

大学かな、というくらいきれいででかかったです。(外観からの印象です)玲央が通う宝皇士学院や春川の通う白扇の金持ち学校イメージ。
王者の高校はやっぱり違う。と、茫然と眺めていたら……
ん、ンン?

あった!見たかった全国制覇の垂れ幕が!

ぐるりと回ると道路を挟んだ渡り廊下があり、そこに見たかった横断幕が掲示されてました。甲子園から時間経ってたけどまだあってよかった。改めて本当におめでとうございました。
遠くからノックの音が聞こえてきて思わず笑顔。練習見てみたかったのですが、あまりウロウロするのも怪しいので断念しました。
浮かれすぎていたようで、駅まで向かうと目の前で乗りたい電車の去っていく光景が。次は約20分後。このタイムロスはかなり痛い。
16時前に仙台駅につき、慌ててバスターミナルへ。今日はあと仙台城跡で伊達政宗騎馬像を見る予定で、るーぷる仙台に乗車。最終便だったので帰り方など教えていただきました。

はい。事前に調べていたのでわかっておりましたが工事現場。まだパネルがあっただけよかったか。
実は二年前に広島に訪れた際も、原爆ドームと厳島神社が改修工事で足場組まれてる状態だったので慣れっ子ですね。これはこれで記念かなと一応訪れました。

…とのことです。今年春大きな地震あったもんね。致し方ない。


ただの工事現場だ。見晴らしの良い位置だったので、やっぱり本物見たかった。騎馬像あったら絶対かっこいいんだろうな!
そんなに時間経ってないのですが、思ったより日が落ちるのが早く、帰ろうと思った頃には真っ暗でした。まだ17時頃だったのでびっくりした。
暗い中、徒歩で未知の山を下る勇気もなく、バスも本数なかったので、結局最寄りまでタクシー移動しました。
仙台駅に戻ってからは夕食。もちろん牛タンを選択。

牛タンの中でも柔らかい部位である芯たんを選択。噛むたび旨味が溢れて身体に染み渡りました。美味しいものたべると幸せだ〜。
夕食を終えたら今度はペデストリアンデッキへ。


初めて来た場所なのに来たことがあるかような錯覚。
ここは伊坂幸太郎さん原作の映画「アイネクライネナハトムジーク」や「アヒルと鴨のコインロッカー」ロケ地です。特に前者の作品のイメージが強かったので夜に写真撮りたかったんですよね。
あとは仙台駅内のコインロッカーを見に行きましたが、改修工事などで撤去された模様で…このあたりにあったのかな〜と空気を楽しみました。
お土産の店も一通り確認して明日に備え、食後のデザートでずんだシェイクとキャラメルアップルパイを購入し、19時頃ホテルにチェックイン。
ホテルですが温泉つきでした。ドリンクカクテルも飲み放題。疲れを癒やすには十分でした。
侍JAPANを見ながらごろごろして就寝。
■2日目
朝7時前に起床。温泉向かってからホテルビュッフェで朝食。牛タンカレーやずんだシロップがあってここでも仙台の味覚を堪能。
準備終えたらチェックアウトしてずんだ茶寮でずんだシェイクを購入して仙台駅のバスターミナルへ。
仙台西部ライナーで20分ほどで仙台市天文台に到着。

目的は、仙台市天文台オリジナルグッズ購入と展示物。午前は一般向けのプラネタリウム上映がなかったので展示物だけ見ました。

チケット購入の際、受付の方に「小学生の団体がいて少し賑やかかもしれません」と苦笑いされたのですが、確かにかなり賑やかでした(笑)プラネタリウムで団体が整列した時、館内に私だけになったことでむしろ寂しさすら感じたくらい。
天文台なのでもちろん天文に関する資料中心なので、通常の科学館以上に楽しめましたし勉強になりました。天体に囲まれた空間がほんとに好きです。

小休憩。蒼い!


一番の目的はこのコズミックキャンディでした。(これは帰宅してからの撮影)
惑星モチーフのキャンディ。めちゃくちゃかわいくないですか?思わず大人買いしてしまいました。
マシュマロとかラムネが入荷待ちだったのが残念でしたが、一番ほしかったものは変えたのでヨシ。
二時間ほど館内で堪能した後、バス待ちの間に外の広場へ。

学生時代によく天文台に行っていたのでどこか懐かしい気持ちに。自然に囲まれた広い空間はやっぱいいな。ここで月食見たらきれいだったんだろうな~。
それからバスで仙台駅ひとつ手前の広瀬通で下車。
そこから一駅分歩いて12時頃に勾当台公園駅に着きました。
小腹が空いたのでずんだ餅を食べた後に定禅寺通りへ。

ここは伊坂幸太郎さん原作の「ゴールデンスランバー」のロケ地でもあります。
私は糺の森とか木々で空が覆われてる空間がすごく好きで、調べてる時に絶対行きたいと思ってた場所でしたが、案の定といいますか、今のところ仙台で一番好きな場所になりました。
両脇は車がじゃんじゃん通るので道路の真ん中を歩いてる感覚になるのですが、そんな中でお昼食べたり休んでる人がいてすごく自由な空間でした。紅葉の時期で黄色く色付いていたのも秋感じられて◎。
私もベンチで休みながら駅から往復。勾当台公園駅に戻ってきたら、勾当台公園内へ。

ここも「ゴールデンスランバー」のロケ地です。
来る時期が最適だったようで、あちこち葉が赤く色づいててきれいでした。
ひと通り堪能したらお昼を食べるために仙台駅へ。二駅分なら歩けそうだなと徒歩で。
途中、雑貨屋とかあったのでふらっと立ち寄ったりしながら散歩していたのですが、

朝日新聞社にも仙台育英のポスターが!こういう発見があるので散歩も楽しい。ミッケ感覚。
商店街の中で目当ての店の系列があったので、そこで遅めの昼食をとりました。
2度目の牛タン。今回は味噌で。どっちかといえば塩派ですが味噌も旨味がしっかり感じられました。
そして14時半頃仙台駅へ到着。まだ観光したい場所はあったのですが、時間の都合と大きい目的は終えたことから次回へ持ち越し。とのことで後はお土産を見てました。駅内本屋に「仙台育英」というタイトルの雑誌で大きくコーナーが出来ていたり、まだまだ熱さが感じられて嬉しかったです。
そして結構体力も尽きてきたので余裕を持って空港に向かい、仙台とお別れしました。

***
自分を労る旅にする予定が、なんだかんだやりたいことが多く、終始動きっぱなしの2日間でした。
普段そんなに動かないだけ身体のあちこちが痛いですが…美味しいものたくさん食べられましたし、目的も粗方完遂できたので旅してよかったです。

これで日本三景も制覇しました。(ひとつ工事現場混ざってますが)
広島の厳島神社と原爆ドーム、仙台の伊達政宗騎馬像が改修工事中だったのはまた来いというお告げだと思っているので改修後には必ず観に行きます。
大規模な断捨離を行ったことで、ショッピングよりも見たり体験したり食事など経験にお金をかけることができるようになりました。創作に消化していきたいですね。
反省点は、今回メインの観光地を回るというよりは自分の趣味優先で動いたので交通費が思ったよりかかり、予算オーバーでATMかけこんだこと(特にタクシーとか)。口座引き落としのICカード(PiTaPa)使用してるんですが東日本だと引き落としてくれないんですよね〜…。
あと旅行前に腕時計の電池が切れて腕時計無しだったのがきつかった。
初めての一人旅でしたが、現地での目的を達成するには一人だと気楽ですね。
友人や恋人、家族やグループなど色々な形で旅行に行きましたが、基本的に人とする旅はその人との時間を大事にしたいので私の中では観光がメインではないんですよね(観光地とか結構人に合わせることが多かったり)。なので今回やりたいことが多かった仙台は一人旅が正解でした。でも次は誰かと行きたいな。

今回オトモに連れて行ったのは唯です。存分にお金を使っちゃったのでしばらくは唯と節制の日々です。
地元に戻ってきてからは、病院の予約をして腕時計も電池交換にいきました。
それに健康診断や567の四回目のワクチン接種も控えているので…楽しんだ分現実と向き合ってきます。
今月は東京も行くのでコンディション整えなければ。