成瀬 紫苑
メイ HappyBirthday2021
3月25日は『人間裏街道』の来下明ことメイの誕生日です!

生まれてきたことは、メイにとってはあまり喜ばしくなかったのかもしれないけど、こうしてお祝いしてもらえる人がいることは、少なくともこの中だけでも幸せを感じてくれていたらいいな〜。

裏街道では食事が必要ないのでメイが何が好きなのかわからないんですが、春っぽいので🌸
寧々に続いて、メイもうさぎイメージのキャラで、3月はうさぎキャラの子たちの誕生日が被ったんですが偶然です。
というのも、元々『人間裏街道』は、冒頭部分のみとある童話を意識して書いており、そこに出てくる動物がうさぎだったからです。
『うさぎ』に導かれる『アリス』。異世界への扉が『鏡』…。
(ちなみに意識しているのは導入部分だけで、それ以外は全く関係ないです)
初めは漫画で描いていて、原案からその設定は変わらなかったのですが、文字で書き進めるにつれてメイというキャラが深堀することができ、結果『寂しがり』としてキャラが固まったことで、またうさぎイメージを確立できました。
『死にたがり』『生きたがり』とくれば、というのが強かったかな。
そして3月25日なのは、メモによると「電気の日」らしいです。 明かりのない裏街道&天真爛漫で明るい性格、から電気で当時の自分は選んだのかな、と…。
メイは外見こそ幼いものの、本当の年齢はアリスよりも上で、二十歳を超えています。
年齢の半分以上を裏街道で過ごしていることで、裏街道の知識は後から来たガラクよりも備わっていたんだと思います。
毒親の元に生まれたことから始まった悪夢のような表での生活。幼い外見でありながら前が見えなくなるほどに真っ暗になった目の色からも、メイにとっては表という世界が地獄でしかなかったんだろうな。
逃避したくて何不自由無い裏街道に来たものの、『寂しがり』であるから逃避先でも孤独を嫌う。だから適する人材を選別して裏街道へ誘っていました。
とはいえまだ子どもなので、嫌いな世界に帰ってほしくない一心で少し狂気的な一面もあったりする。
結局最期は、自ら命を絶つことになるんですが、見守られる中で生涯を遂げられたことは、アリスもそう感じたように幸せでもあったんだと思います。
でも8歳で逃避願望が生まれるのは本当に辛いなぁ…。普段無邪気なだけに。
『人間裏街道』自体、創作を始めた初期くらいに生まれた作品なんですが、特にメイは昔からビジュアルが全く変わらず、企画で何度かイラストも描いてもらったことがあるだけに、自創作を構成する一キャラになっています。
本編は完結したものの、これからも変わらずに愛でていくぞ!
次は4月1日、エイプリルフール生まれの天性の嘘つき、春川の誕生日です。
とはいえまだ本編が完結していないこと、特に彼はキーマンでもあるので、語りはなしでお祝いだけしようかなと思ってます!