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  • 執筆者の写真成瀬 紫苑

アリス&桃山明日香 HappyBirthday2021

4月12日は

『人間裏街道』主人公、黒川ありすことアリスと、

『恋愛×ゲーム』のクーデレ、桃山明日香の誕生日です!



桃山の読む本に興味津々なアリス。タイトルには安定して「殺人」がついている。



アリスには梅おにぎり、桃山にはブラックコーヒーを。

作中に出てきたというだけで、アリスにいたっては、もはや好きな食べ物でもお祝いの品でもないんですが…。


誕生日以外にも、黒髪ロング、読書好き、女子高校三年生、極めつけには名前が「あ」から始まる、など恐らく自創作じゃなければパクリだといちゃもんつけられそうなほどに共通点の多い二人ですが、それぞれに意味があるので個々に確立しているキャラです。


誕生日が被ったのも本当偶然なのですが、とはいえこれだけ要素の似通っている二人なので、もはやこれは運命なのだろう!とあえて誕生日はずらしませんでした。

二人分の更新に加えて、惚気たいことがたくさんなので、今回は長めの記事です。


 

まずは桃山。

彼女の家はパン屋を営んでいることから、パンの記念日であるこの日に決まりました。


黒髪ロングで小柄、綺麗な外見に口下手であることから、近寄り難い存在として周囲から敬遠されていた桃山ですが、人望厚い幼馴染の速水が傍にいたことから孤立せずにはいられたんだと思います。

桃山本人が速水を「セコム」呼ばわりしていることからも、速水も桃山も、お互いを異性として意識はせず、唯と亮平とはまた違った居心地の良い関係があったんだと思います。


とはいうものの、本当の彼女は高校生そのもので、みんなと同じように学生生活を楽しみたかったんですよね。

唯と仲良くなって、速水とも同じクラスだったことからも、思い切って応援合戦に立候補したんだろうな。相当の勇気がいったはず。


彼女の思い切った行動から周囲の目線が変わり、クラス内での友好関係も変化したんだと思います。



そして何よりも、玲央との出会いです。

ワックで話しかけられた時にすでに桃山は彼に落ちているんですが、罰ゲ内で「あなたはそんな人じゃない」と発言していたことからも、この時から本当の彼を見抜いていたんじゃないかなって思います。(基本的に作者本人もこのキャラどう思っているんだろう、と考えながら書いているので…)


女好きのチャラ男である「城島」の顔を被っていたが、本当の彼は財閥の息子、容姿端麗、頭脳明晰、そして天才ヴァイオリニストの「白金」。

その中でもさらに本来の彼である「玲央」の部分を桃山は見つけたんですよね。


元々行動力のある彼女ですが、その甲斐もあって、攻略の為に恋愛しないと決めていた完璧人間玲央の心を動かしました。玲央にとったら、本当に悔しかったんだと思います。



上級国民である玲央と、町家のパン屋娘の桃山カップル。

もう、わかりやすく玉の輿に乗ったんだな。

誕生日も彼に盛大にお祝いされているんだろうし、玲央に幸せにしてもらえてたらいいな~。


 

次に、アリス。

彼女がこの日に誕生日に決まったのは、言っちゃえば作者の誕生日に近かったからです…。


とはいえアリスは自分ではないので、自分の誕生日と被せるのはおこがましいな、と直近で候補に挙げて、友人の誕生日も避けた結果、この日に落ち着いた感じです。

それだけアリスは、自分とは切り離せないキャラクターなんですよね。


※『人間裏街道』が不穏な作品なだけに、以下からは少し不謹慎な内容になりますので一応注意で。



『人間裏街道』は、自殺願望のあるアリスが異世界に辿り着き、住民と関わるにつれてもう少しだけ生きてみようかな、と思う話なんですが、結局彼女は自殺を止める、という結果にはならないんですよね。

大学受験後に表の世界に帰ってきたガラクと再会して、生きる意味を見つけてキラキラ眩しく終わったような感じですが、諦めたわけではないんです。


詳細には書きませんが、数年前に一度、自分はどうやって生きたいんだろう、と「生」と「死」について深く考えたことがありました。

その結論が、黒川アリスというキャラクターです。


メイやガラクのように、現実が嫌で逃避願望が生まれるのは少なくとも同情はされるんだろなと思うのですが、アリスのような思考は理解されにくいんだろうな、と思ってます。

でも、アリスは珍しく個人の偏見や見解が混じったキャラで、一人はその思考を持っている人間がいるのは確実です。

もちろん作品自体は楽しんでいただけるように書き方など工夫しましたが、共感は正直されなくてもよかったな、と考えてました。


以前過去作で更新した時にも書いたように、『人間裏街道』という作品自体は前々からあり、展開的に文字にするならこの作品かなと思っていたのと、アリスというキャラクターを通じて自分の思考をまとめたいなぁと思ったことから、初の文字作品の題材として書き始めました。


何か掴むために取り敢えず一本完成させること、そして私欲を満たすことが目的だったので、だからこそコメントいただけたり特集に組んでいただけたのは恐れ多かったです。



人裏は、本編外で弄れるようなキャラでもないので、ブログでもあまり触れておりませんでしたが、自創作を構成する中では欠かせない感情の詰まった作品です。

ゲーム化もそろそろ進めていきたい、ぞ!(ゲームはゲームでまた別個として割り切って作るつもりです)


 

二人分かつ二人とも重要なキャラなだけに長くなりました!


次は、4月28日の菜々美です。

本編ではほとんど寝ていた彼女ですが(…)、唯には欠かせないキャラなのでまた惚気ようと思います!


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