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  • 執筆者の写真成瀬 紫苑

「綱渡りの一週間」目次

カンカンカンと踏切音の鳴り響く中、佐々木はふらりと線路内に入る。走馬灯が走り、身体に衝撃が走るがいまだ意識がある。気付けば病院のベッドの上だった。何故生き延びたのかわからない佐々木の前に、一人の高校生が現れる。活発で無邪気に笑う青年だが、自殺を止めたのは彼だと判明する。赤の他人に邪魔されたことに佐々木は釈然としないが、さらに青年から「死ぬのは一週間後でも良いのでは」と提案される。

「一週間後でも死にたいって思ってたら、その時は俺が責任取ってササキさんを眠らせてあげます」

不思議な青年と交わした約束までの七日間カウントダウンドラマ!


※シリーズ作品ですが単体で読めます。


作品情報は以下より。

※この物語はフィクションです。実在の人物、組織などとは一切関係ありません。



***




僕の自殺を止めたのは、無邪気な顔で笑う見知らぬ高校生だった。



【目次】


0日目:踏切


1日目:病室


2日目:屋上


3日目:ロビー


4日目:激安賃貸アパート


5日目:スーパーアカハラ


6日目:公民館


7日目:藍田川 ※完結



【登場人物】


佐々木(ササキ)

社会人。日々のストレスが溜まり、自殺未遂。


庵次(アンジ)

紫野学園高等学校一年生。佐々木を助けた活発な青年。


品川(シナガワ)

ササキの同僚。中立的存在。



次→「0日目:踏切」

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