「死期の花」用語集
■魂(タネ):生まれながらに与えられる生命の核。
■肉体(ウツワ):魂の入れられる容器。
■花(ハナ):その肉体で一生を終えた際に咲くもの。花から取れた種が新たな存在を生む。
■開花日(カイカビ):花が咲く日。対象が死ぬ日。
■開花時期(カイカジキ):開花日前後数日間。死神は時期に入った対象のそばで開花を見守る。
■対象(タイショウ):開花時期に入った人間。
■管轄(カンカツ):死神の担当する範囲。庭(ニワ)とも呼ぶ。
■手入れ(テイレ):未練を取り除いて花が咲く環境を整えること。
■環境(カンキョウ):花の咲く場所の状態。環境が悪いと開花日などがずれる場合がある。
■調整(チョウセイ):環境が悪い際に対象の開花を先送りまたは早めること。
■遺根(イコン):未練が深いと下界に遺り続ける意志。別称「怨霊」。
■害虫(ガイチュウ):開花の運命を狂わす人間。殺人鬼など。
■駆除(クジョ):その存在を消すこと。害虫の場合は対象外でも可能。芽を摘むとも呼ぶ。
■魔族(マゾク):見切られた魂で生まれる存在。10月31日だけ下界に降りられる。
■下界(ゲカイ):人間の住む世界。
■上界(ジョウカイ):神の住む世界。
■魔界(マカイ):魔族の住む世界。
■神(カミ):使命を全うし続けなければいけない存在。
■死神(シニガミ):咲いた花を回収することが使命。開花時期外の人間には認識されない。
■神具(シング):神を補佐する使命の道具。契約が必要な神具は人型。明確にランク付けされる。
■鎌(カマ):死神を補佐する人型の神具。
■ランク:魂の質のこと。上からS~Eで細分化される。
■Sランク:最高ランクの魂。極稀に生まれる変異株であり、希少で貴重。
■Eランク:最低ランクの魂。死因が自死か害虫の魂。大抵魔族に回される。
■目の契約(メノケイヤク):神と神具が同じ使命を担う為の見える世界を共有する儀式。片目を交換する。
■隻眼(セキガン):一度契約解除を行ったことで片目を失った神または神具。
■欠陥品(ケッカンヒン):不具合などの欠陥のある見切られた神具。
■粗悪品(ソアクヒン):神に反発する素行の悪い神具。